PS5のSSDの最大容量や選び方・取り付け方法【完全ガイド】
プレイステーション5(PS5)は次世代ゲーム機として大変注目されており、高速な内蔵ストレージが特徴の1つです。
しかし、多くのゲームタイトルがリリースされる中で、容量不足が悩みの種になることもあります。
そこで、この記事ではPS5対応の増設用SSDについて詳しく解説し、さらに最大容量を持つSSDの選び方や取り付け方法についてもご紹介します。
これにより、快適なゲームライフを送るための参考にしていただければと思います。
Contents
1. PS5対応のSSDの必要条件
PS5の増設用SSDを選ぶ際には、以下の条件を満たす必要があります。
1.1 インターフェース:PCI-Express Gen4×4対応M.2 NVM
PS5の増設用SSDは、PCI-Express Gen4×4対応のM.2 NVM形式である必要があります。
このインターフェースを持つSSDは高速なデータ転送が可能であり、ゲームの起動やデータの読み込みがスムーズに行えます。
1.2 容量
PS5に増設できるSSDの容量は、250GBから4TBの範囲である必要があります。
個々のニーズに合わせて、ゲームのインストールやデータの保存に適した容量を選ぶことができます。
1.3 対応サイズ
増設用SSDはPS5で使用するために特定のサイズに対応している必要があります。
対応サイズは2230、2242、2260、2280、22110の5種類であり、適切なサイズを選ぶことが重要です。
1.4 放熱機構を含むサイズ
PS5で増設する際には、放熱機構を備えたSSDが推奨されています。
SSDの幅は最大25mmまで可能であり、長さは30mm、40mm、60mm、80mm、または110mmに対応しています。
高さは基板から上向きで最大8.0mm、または基板から下向きで最大2.45mmまでの範囲となっています。
1.5 シーケンシャル読み込み速度:5,500MB/秒以上を推奨
PS5で快適なゲームプレイをするためには、SSDのシーケンシャル読み込み速度が5,500MB/秒以上であることが推奨されます。
読み込み時間の短縮により、ゲームの起動やデータの読み込みが迅速に行えます。
1.6 ソケットタイプ:Socket 3(Key M)
増設用SSDは、ソケットタイプがSocket 3(Key M)である必要があります。
このソケットに対応しているSSDを使用することで、PS5への取り付けが可能となります。
PS5用の増設用SSDを選ぶ際には、上記の条件を満たすことが重要です。
自身のニーズに合わせて、これらの条件を考慮して増設用SSDを選びましょう。
2. PS5の標準内蔵ストレージと増設の重要性
PS5(プレイステーション5)は、標準で容量825GBのNVMe SSDを内蔵していますが、実際に利用可能な容量は667.2GBとなっています。
ゲームタイトルによっては100GB以上の容量を必要とするものもありますので、ストレージ容量の問題は避けて通れません。
2.1 ストレージ容量の問題
PS5の標準内蔵ストレージは容量が限られており、ゲームのインストールに使用する容量が600〜700GB程度です。
ゲームのインストールには追加のストレージが必要となります。
また、PS5のゲームは主にダウンロード版での購入が一般的であり、ブルーレイディスクを使用せずにゲームをプレイするため、さらなるストレージ容量が必要となります。
2.2 ストレージの拡張方法
PS5のストレージ容量を拡張することは非常に重要です。
以下に、2つのストレージ拡張方法を紹介します。
- 外付けSSD: 簡単に取り付けることができ、USBポートに接続して使用します。容量に制限があるため、主に容量の小さいゲームやアプリの保存に適しています。
- 増設用SSD(M.2 SSD): PS5本体の内部に取り付ける必要がありますが、直接ゲームを起動してプレイすることができる利点があります。高性能なNVMe SSDを選ぶことで、大容量で高速なストレージを実現します。
2.3 おすすめのストレージ拡張方法
PS5の拡張ストレージ向けには、高性能なNVMe SSDがおすすめです。
例えば、Samsungの「980 PRO with Heatsink」は、ヒートシンクを搭載しており、PS5への導入実績も豊富です。
容量1TBや2TBのモデルもあり、価格も比較的手頃です。
ストレージ容量を充実させることで、PS5で多くのゲームをダウンロードして楽しむことができます。
快適なゲームプレイを実現するためには、十分なストレージの拡張を考慮することが重要です。
3. PS5対応 M.2 拡張SSD 4TBの発売情報
ハピネットは、2023年4月下旬から株式会社アイ・オー・データ機器との協力により、「PS5対応 M.2 拡張SSD ヒートシンク付 4TB」の販売を開始します。
この新製品は、既存の「PS5対応 M.2 拡張SSD 1TB/2TB」に続く大容量モデルであり、PS5のゲーム保存容量を拡張することができます。
製品の特徴
- ヒートシンク付き:本製品には優れた放熱性能を持つヒートシンクが装備されており、ゲーム中のロード速度の低下を防止します。
- 高速データ転送:最大転送速度は読み出し時に7,400 MB/sを実現し、PS5の推奨速度を満たしています。
- PS5での動作確認済み:アイ・オー・データによる測定では、PS5での読み出し速度は6,300 MB/sを超えるパフォーマンスを実現しています。
- 初心者でも簡単取り付け:イラスト付きの接続ガイドを添付しており、初心者でも安心して拡張作業が行えます。
製品の詳細情報
- JAN:4TB<4957180162287>
- 型番:4TB
- 価格:オープン価格
- 発売日:2023年4月下旬より順次発売
- 取扱い場所:全国のコンシューマーゲーム販売店、家電量販店、オンラインショップなどのゲーム売場
- 販売元:株式会社ハピネット
- 製造元:株式会社アイ・オー・データ機器
この製品はPS5の拡張スロットに取り付け、ストレージ容量を増設することで、PS5およびPS4のゲームデータを内部ストレージから直接ロードすることができます。
製品には5年間の保証と国内サポートも備わっており、安心してご使用いただけます。
PS5のストレージ容量が不足している方や大容量のゲームファイルを保存したい方にとって、この「PS5対応 M.2 拡張SSD 4TB」は必須アイテムです。
ぜひ、発売情報をご確認ください。
4. SSDの取り付け方法
PS5にSSDを追加するための手順を解説します。
以下の手順に従って作業を行いましょう。
ステップ1:PS5のカバーを外す
SSDを取り付けるためには、まずPS5のカバーを外す必要があります。
以下の手順でカバーを外しましょう。
- PS5をひっくり返し、ディスク挿入口を手前に向けます。
- カバーの左上を持ち上げながら、右下を右側にずらしてカバーを外します。力を入れすぎず、注意して行いましょう。
- カバーの取り外し作業は柔らかい素材の上で行うことをおすすめします。
ステップ2:拡張スロットにSSDを装着する
カバーが外れたら、次にSSDを拡張スロットに装着します。
以下の手順で進めましょう。
- プラスドライバーを使用して、拡張スロットのカバーを外します。
- SSDのサイズに合わせてスペーサーを移動し、SSDを拡張スロットに挿入し、ネジで固定します。
- カバーを元に戻すと、PS5がSSDを認識します。
ソニーの公式サイトにも詳しい説明がありますので、参考にしてみてください。
※注意※
SSDを増設する際には、PS5の保証範囲内で条件を満たしたSSDを使用することが重要です。
作業を行う前にPS5の最新のシステムソフトウェアにアップデートされていることを確認しましょう。
以上がSSDをPS5に取り付ける手順です。
正確に作業を行うことで、増設したSSDを効果的に活用することができます。
5. 内蔵SSDと比較したロード時間の検証
PS5には高速な内蔵SSDが搭載されていますが、外部に増設したSSDが同等以上のパフォーマンスを発揮するかどうかを検証しました。
テストの概要
今回は、注目されている5本のゲーム「ファイナルファンタジーXVI」「ストリートファイター6」「ホグワーツ・レガシー」「ディアブロ IV」「エーペックスレジェンズ」の内蔵SSDと増設SSDのロード時間を比較しました。
これらのゲームは2023年にPS5で人気を博す予定であり、合計で379.7GBの容量を必要とします。
測定結果
各ゲームのタイトル画面から再開するまでのロード時間を計測しました。
以下に、内蔵SSDと増設SSD(980 PRO with Heatsink)のロード時間を示します。
- ファイナルファンタジーXVI – 内蔵SSD: 約2.03秒、980 PRO with Heatsink: 約1.98秒
- ストリートファイター6 – 内蔵SSD: 約2.46秒、980 PRO with Heatsink: 約2.40秒
- ホグワーツ・レガシー – 内蔵SSD: 約5.46秒、980 PRO with Heatsink: 約5.33秒
- ディアブロ IV – 内蔵SSD: 約14.11秒、980 PRO with Heatsink: 約13.99秒
- エーペックスレジェンズ – 内蔵SSD: 約4.38秒、980 PRO with Heatsink: 約4.34秒
結果の考察
上記の結果から、増設した980 PRO with Heatsinkは、内蔵SSDとほぼ同等のロード時間を記録しました。
特にファイナルファンタジーXVIではわずかなタイム差がありましたが、他のゲームではほとんど差がないことが確認されました。
これにより、980 PRO with Heatsinkが内蔵SSDと同等以上のパフォーマンスを発揮していることが示されました。
まとめ
PS5に増設した980 PRO with Heatsinkは、内蔵SSDとほぼ同等のロード時間を実現しており、性能的に問題がないことが確認されました。
また、ゲームプレイ中の温度も安定していたため、動作温度がハードウェアの仕様範囲内に収まっていることが分かりました。
増設する内蔵SSDは、ソニーの推奨仕様である5500MB/s以上の読み込み速度を持つものがおすすめです。
7000MB/s以上の読み込み速度をメーカー公称しているSSDを選ぶことで、PS5のパフォーマンスを最大限に引き出すことができます。
以上が、増設した内蔵SSDと内蔵SSDの比較検証の結果と考察です。
PS5のストレージ増設を検討している方は、これらの結果を参考にして適切なSSDを選ぶことをおすすめします。
まとめ
PS5のストレージ容量が不足している方や大容量のゲームファイルを保存したい方にとって、SSDの増設は必須のアイテムです。
PS5対応のSSDを選ぶ際には、必要条件を満たすことが重要です。
インターフェースや容量、対応サイズなど、さまざまな要素を考慮しながら、自身のニーズに合ったSSDを選びましょう。
PS5の標準内蔵ストレージは容量が限られており、ゲームのインストールやデータの保存には追加のストレージが必要です。
外付けSSDや増設用SSD(M.2 SSD)を活用することで、ストレージ容量を拡張することが可能です。
特に高性能なNVMe SSDを選ぶことで、大容量で高速なストレージを実現できます。
PS5対応のM.2拡張SSDの中でも、株式会社アイ・オー・データ機器との協力で発売される「PS5対応 M.2 拡張SSD ヒートシンク付 4TB」は、大容量モデルとして注目されています。
優れた放熱性能を備えており、ゲーム中のロード速度の低下を防止します。
高速なデータ転送速度とPS5での動作確認済みのパフォーマンスも魅力です。
SSDの増設には、PS5のカバーを外し、拡張スロットにSSDを装着する手順が必要です。
正確な作業を行うことで、効果的にSSDを活用することができます。
最後に、内蔵SSDと増設SSDのロード時間を比較した結果、増設した980 PRO with Heatsinkが内蔵SSDとほぼ同等のパフォーマンスを発揮することが確認されました。
PS5のパフォーマンスを最大限に引き出すためには、5500MB/s以上の読み込み速度を持つSSDを選ぶことがおすすめです。
PS5のストレージ容量を充実させることで、多くのゲームをダウンロードして楽しむことができます。
これらの情報を参考に、適切なSSDを選び、快適なゲームプレイを実現しましょう。