SDカードのV10とV30の違いはなに?分かりやすく解説!
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ひろこみゅ管理人のひろやんです。
SDカードにV10とV30っていうのがあるけど・・・
これっていったいなにが違うんだろう?
現在そんな疑問をお持ちではありませんか?
そこで今回は「SDカードのV10とV30の違い」について解説していきます。
Contents
SDカードのV10やV30の「V」ってなに?
SDカードに表記されている「V」というのは「ビデオスピードクラス」のことです。
ビデオスピードクラスは、かんたんに言うと動画録画の際に必要な「最低転送速度」をあらわす指標。
2023年現在では以下のビデオスピードクラスが存在しています。
- V6:最低転送速度6MB/秒以上
- V10:最低転送速度10MB/秒以上
- V30:最低転送速度30MB/秒以上
- V60:最低転送速度60MB/秒以上
- V90:最低転送速度90MB/秒以上
それぞれ記載している「数字以上の転送速度を保証している」のですね。
最低転送速度の役割はなに?
では、最低転送速度が保証されていると いったいなにが良いのか?
たとえばの話・・・
ビデオカメラ本体の性能が良くて、SDカードの性能が低い場合、いったいどうなるのでしょうか?
もっと具体的に言うと、ビデオカメラ本体はV30の性能があるのに、SDカードがV10の性能しかない場合ですね。
- ビデオカメラ本体:V30
- SDカード:V10
この場合、いざビデオカメラで録画撮影していると、たとえば録画した動画が「コマ落ち」していたり、ひどいときには撮影中に「録画が中断」される場合もあります。
つまり、SDカードのビデオスピードクラスが低いと、まともに録画することができなくなるわけですね。
ただ、逆にビデオスピードクラスが合っていれば、正常に録画できるということでもあります。
- ビデオカメラ本体:V30
- SDカード:V30
コマ落ちや録画中断を予防するためにも、ビデオカメラ本体とSDカードのビデオスピードクラスを一致させるようにしましょう。
SDカードのV10とV30に適するビデオカメラ(動画サイズ)は?
ちなみにV10やV30に適するビデオカメラは以下のとおりです。
- V10:フルHDでV10クラスのビデオカメラ向け
- V30:4KでV30クラスのビデオカメラ向け
「V10はフルHD」で「V30は4K」という感じで覚えておくと良さそうですね。
ちなみに今は8Kのビデオカメラがある時代ですが、8Kを扱うならばV60〜V90クラスのSDカードが必要になります。
このあたりになるとめちゃくちゃ高価で、もはやプロレベルの域のビデオカメラになるんですね。
V10やV30におすすめのSDカードは?
SDカードは有名で信頼のあるメーカーがおすすめです。
僕のおすすめは、やはり耐久性も備えている「SunDisk」ですね。
以下にmicroSDカード(SDカード変換アダプタ付き)の容量ごとに商品リンクを貼っています。
必要な容量のSDカードを選んでくださいね。
ちなみに購入の前に一点 注意事項があります。
それは、ビデオカメラ本体の容量規格によっては使えない容量のSDカードもあるということです。
分かりやすく表にすると以下のとおりです。
以上の表から、たとえばビデオカメラの容量規格が「SDHC」の場合は、32GBのSDカードしか使えません。
でも、もしビデオカメラの容量規格が「SDXC」に対応しているならば、32GB〜1TBまで全ての容量のSDカードが使えると言うことですね。
以上のように、手元にあるビデオカメラの容量規格が「SD」「SDHC」「SDXC」のどれに対応しているかで、使えるSDカード容量が変わります。
ビデオカメラの容量規格を確認した上で、使える容量のSDカードを購入するようにしましょう。
SunDiskのmicroSDカードは以下から購入できます。
SunDiskのmicroSDカード(Extreme)はV30に対応しているため、V10にも使うことが可能です。
使用用途に合わせて、適切なSDカードを選ぶようにしましょう。
ひろやんの一言
SDカードのV10とV30の違いについて解説しました。
重要なポイントをまとめると以下のとおりです。
- V10とV30は「最低転送速度」が違う
- SDカードのビデオスピードクラスが劣ると、コマ落ちや録画中断の原因になる
- ビデオカメラのビデオスピードクラスの規格に注意して、SDカードのビデオスピードクラスが同等以上になるものを選ぶこと
以上。
ひろやんでした。