外付けSSDの本当のデメリットはなに?7つの落とし穴を完全解説
外付けSSDは、パソコンに接続して使用する便利なストレージデバイスです。
大容量のデータを高速に転送できる上、手軽に持ち運びや増設ができるため、近年人気が高まっています。
このブログでは、外付けSSDの特徴や選び方、おすすめの製品などを詳しく解説していきます。
パソコンの作業効率を上げたい方や、データの保存スペースを増やしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
Contents
1. 外付けSSDとは?
外付けSSD(Solid State Drive)は、パソコンに接続して使用する簡易なストレージデバイスです。
内蔵型のSSDとは異なり、USBなどのインターフェースを介してパソコンに接続するため、手軽に持ち運びや増設ができます。
1.1 データの高速な転送と読み込み
外付けSSDは、ディスクではなくフラッシュメモリを使用してデータを記録するため、高速なデータの転送や読み込みが可能です。
これにより、大容量のファイルを迅速に転送したり、高速な起動やアプリケーションの実行が可能になります。
1.2 手軽に持ち運びや増設ができる
外付けSSDは、パソコンに接続するためのケーブルが付属しているため、持ち運びや増設が簡単です。
小型の外付けSSDは、カバンやポケットに入れて持ち運びができるため、旅行やビジネスの移動中でも便利です。
1.3 容量の豊富さとコストパフォーマンスの優れた選択肢
外付けSSDは、容量も豊富であり、1TB以上のものも手軽に購入できます。
また、単位容量当たりの価格が低くなっているため、コストパフォーマンスにも優れています。
1.4 データのバックアップやファイルの転送に便利
外付けSSDは、データのバックアップや大容量ファイルの転送にも便利です。
パソコンの容量が不足している場合でも、外付けSSDを利用することで簡単に容量を増やすことができます。
1.5 多様な用途に利用可能
外付けSSDは、その手軽さと高速性から、ゲーミングだけでなく、クリエイティブやビジネスの分野でも重宝されています。
特に、移動しながらデータを利用する場合や大容量のファイルを扱う場合には、外付けSSDは欠かせないアイテムです。
2. 外付けSSDのメリット
外付けSSDを使用することには、以下のようなメリットがあります。
簡単に増設できる
外付けSSDは、パソコンに簡単に接続し、増設することができます。
内蔵ストレージの増設と比べても、自作PCの知識や技術が必要ありません。
ほぼ無限にゲームをインストールできる
外付けSSDを取り替えることで、ほぼ無制限にゲームをインストールすることが可能です。
容量の少ないパソコンでも、外付けSSDを利用することでストレージ容量を増やし、大量のゲームを楽しむことができます。
PC内部の配線を減らせる
外付けSSDを使用することで、PC内部の配線を減らすことができます。
ケーブル一本で接続することができるため、スッキリとした見た目を保つことができます。
SATA接続とほぼ大差ないロード速度
外付けSSDのロード速度は、SATA接続とほぼ大差ありません。
高速なデータの読み書きが可能なため、ゲームや動画編集ソフトの起動時間を短縮することができます。
以上が外付けSSDのメリットです。
簡単な増設や大容量のデータの保存、スッキリとした配線など、様々な面で便利なアイテムと言えるでしょう。
3. 外付けSSDのデメリット
外付けSSDには以下のようなデメリットが考えられます。
3.1 USBポートの占有
外付けSSDを使用すると、PCのUSBポートを占有することになります。
特に使用するUSBポートが限られている場合や、他のデバイスとの接続に制約がある場合には注意が必要です。
USBハブを導入することで、USBポートを増やすことが可能です。
3.2 トラブルの可能性
外付けSSDはUSBケーブルによって接続されるため、ケーブルが抜ける、断線して接続不良を起こすなどのトラブルの可能性があります。
ケーブルの品質や取り扱いに注意が必要です。
3.3 NVMe接続に比べ劣る場面もある
外付けSSDは一般的にSATA接続を使用しますが、NVMe接続よりも速度が劣る場面もあります。
特に大容量のデータの転送などにおいては、NVMe接続のSSDの方が高速な処理が可能です。
3.4 ノイズ対策の必要性
環境によっては外付けSSDがノイズを発生させることがあります。
特にBluetoothやWi-Fiなどの無線通信に干渉する可能性があります。
ノイズ対策を行うことで、周囲への影響を最小限に抑えることができます。
以上が外付けSSDのデメリットです。
利用する際にはこれらの点に注意し、適切な対策を行うことが重要です。
4. 外付けSSDの選び方
外付けSSDを選ぶ際には、以下の6つのポイントに注意することが重要です。
1. データの転送速度
外付けSSDのデータの読み書き速度は非常に重要です。
USBのタイプとMB/sの数値を確認しましょう。
USB3.0のものがおすすめで、最低でも350 MB/s以上の速度を持つSSDを選びましょう。
2. 使用目的に応じた容量
外付けSSDの容量は使用目的に応じて選ぶ必要があります。
ドキュメントやデジカメのデータ保存であれば、500GB以下の容量で十分ですが、高画質の動画やゲーム、テレビ録画などを保存する場合は500GB以上の容量がおすすめです。
1GBの容量には約160枚の2000万画素の写真が保存できると言われているため、自分の使用量に応じた容量を選びましょう。
3. 対応OS
使用しているパソコンやタブレットのOSに対応していることを確認しましょう。
特に、WindowsとMacの両方に対応している「exFAT」のフォーマットがおすすめです。
4. 接続端子
外付けSSDの接続端子はUSB Type-AとType-Cの2種類があります。
使用するデバイスや目的に合わせて対応する端子の製品を選びましょう。
パソコンやゲーム機の容量を増やしたい場合はType-A、スマートフォンやMacBookなどに接続する場合はType-Cがおすすめです。
5. セキュリティ
データのセキュリティを重視する場合は、パスワードでロックできる外付けSSDを選びましょう。
特に、ビジネスなどで機密データを扱う場面では、セキュリティの高いSSDを選ぶことが安心です。
6. 耐久性
持ち運びの多い場面で使用する場合は、耐久性が重要です。
振動や衝撃に強い製品や米軍MIL規格を満たした製品がおすすめです。
以上のポイントに注意しながら、自分に合った外付けSSDを選ぶことが大切です。
快適な使用とデータの安全性を確保するために、慎重に選びましょう。
5. おすすめの外付けSSD製品
外付けSSDは、作業効率をアップさせるだけでなく、便利なデータの持ち運びも可能にしてくれます。
では、どの外付けSSDがおすすめなのでしょうか?以下に、おすすめの外付けSSD製品をご紹介します。
1. SanDisk Extreme Pro Portable SSD 1TB
- 最大読み取り速度:約1050MB/s
- 最大書き込み速度:約1000MB/s
- 耐衝撃性能:最大2mの落下試験に耐える
- 防塵・防水性能:IP55規格に準拠
- USB-CとUSB-Aに対応
2. Samsung Portable SSD T7 Touch 1TB
- 最大読み取り速度:約1050MB/s
- 最大書き込み速度:約1000MB/s
- 耐衝撃性能:最大2mの落下試験に耐える
- 防塵性能:IP67規格に準拠
- 指紋認証機能搭載
3. Crucial X8 Portable SSD 1TB
- 最大読み取り速度:約1050MB/s
- 最大書き込み速度:約1000MB/s
- 耐衝撃性能:最大2mの落下試験に耐える
- 防塵・防水性能:IP55規格に準拠
- 省電力設計
4. Buffalo SSD-PG 1TB
- 最大読み取り速度:約900MB/s
- 最大書き込み速度:約900MB/s
- 耐衝撃性能:最大1.2mの落下試験に耐える
- 軽量・コンパクトデザイン
- USB-CとUSB-Aに対応
5. Sony SL-BG 1TB
- 最大読み取り速度:約540MB/s
- 最大書き込み速度:約520MB/s
- 耐衝撃性能:最大1.22mの落下試験に耐える
- 防塵・防滴性能:IP55規格に準拠
- 高耐久設計
これらの外付けSSD製品は、高速なデータ転送速度と優れた耐衝撃性能を備えています。
さまざまなメーカーから選ぶことができるので、自分の好みやニーズに合った製品を選ぶことができます。
ぜひ、外付けSSDの選び方を参考にして、自分にぴったりの外付けSSDを見つけてください!
まとめ
外付けSSDは、パソコンの容量不足を解消し、高速なデータ転送を実現するための便利なストレージアイテムです。
簡単に接続でき、移動中でも活用できる点が大きなメリットとなっています。
ただし、USBポートの占有やノイズ対策の必要性など、デメリットにも注意を払うことが重要です。
用途に合わせて、転送速度や容量、耐久性などを慎重に検討し、自分にぴったりの外付けSSDを選ぶことが大切です。
外付けSSDを活用することで、作業効率の向上や快適な体験を得られるでしょう。
よくある質問
外付けSSDはどのようなメリットがありますか?
外付けSSDは簡単に増設できるほか、ゲームの大容量インストールや内部の配線を減らすことができるなど、さまざまな便利な特徴があります。
また、SATA接続と遜色ないロード速度も魅力の1つです。
外付けSSDにはどのようなデメリットがありますか?
外付けSSDは、USBポートを占有してしまうことや、ケーブルトラブルの可能性、NVMe接続に比べ速度が劣る場合があるなどのデメリットがあります。
また、ノイズ対策の必要性にも注意が必要です。
外付けSSDを選ぶ際のポイントは何ですか?
外付けSSDを選ぶ際は、データ転送速度、使用目的に応じた容量、対応OSの確認、接続端子の選択、セキュリティ、耐久性などの6つのポイントに注意する必要があります。
おすすめの外付けSSD製品はありますか?
SanDisk、Samsung、Crucial、Buffalo、Sonyなどのメーカーから、高速データ転送や耐衝撃性に優れた外付けSSDが提供されています。
用途や予算に合わせて、お気に入りの製品を選んでみてください。