【MacBookPro 2012 midのSSD交換方法】超簡単クローン化【動画あり】
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ひろこみゅ管理人のひろやんです!
僕自身が愛用しているMacBookPro(Mid 2012)。
過去に一度、HDDからSumsungのSSD(256GB)に換装した経験があるのですが、当初はMacの処理スピードもかなり爆速になって満足していました。
ただ、最近になってMacで動画編集もするようになったため、SSD 256GBだと容量圧迫されまくりの毎日・・・
動画を作成しては削除、動画を作成しては削除の繰り返しで、かなり面倒になってきましたw
以上のことから、SSDを「256GB」から「1TB」へ交換することを決意。
途中SSDのクローンがなかなかうまく作れず苦労しましたが、最終的にSSDをクローン化し、無事SSD交換することができました!
そんなわけで今回は忘備録として「MacBookPro 2012 midにおけるSSDを交換する方法」について、ここに残しておきたいと思います。
なお、動画でも解説しているので、動画が良い場合はこちらからどうぞ!
Contents
MacBookPro 2012 midでSSDを交換する際に準備したもの
SSD交換するにあたって準備したものが以下になります。
- SSD
- SSDアダプタ
- 精密ドライバー
Amazonですべて揃います。
①SSD:Samsung 860 EVO 1TB
僕自身、SSDは「Sumsung」をオススメします。
これまで3回ほど購入しましたが、現在も問題なく現役で使えており、とても信頼できるSSDです。
なお、Amazonでの取り扱いにおいて「Sumsung」のSSDには「EVO」と「PRO」があります。
同じ容量でも価格が約2倍ほど違い、PROの方が高いです。
僕自身は今回のSSD交換で「EVO」も「PRO」も両方経験したことになりますが、SSD交換が終わってしばらく使用するも、正直EVOでも充分に使えることが分かりました。
ちなみに「EVO」と「PRO」で何が違うのか気になったので調べてみましたが。
速度などのパフォーマンスはほぼ同等のようで、耐久性がPROの方が上といった感じのようです。
以上のことから一般的に使う分には、価格も比較的安い「EVO」タイプのSSDで充分でしょう。
②SSDアダプタ:オウルテック 2.5インチ/3.5インチSATA HDD用アダプタ
SSDクローン化する際に必要。
電源供給タイプのアダプタが安定・安心です。
③精密ドライバー
- 精密プラスドライバー(PH000) →Macの裏カバー外し用+SSD止め金具外し用
- トルクスドライバー(T6)→SSDに付く4つのビス外し用
※上記2つがあればOK。上記のドライバー修理キットがひとつあれば事足ります。
これらが揃っていればSSDのクローンを作って、SSD交換することが可能です。
【MacBookPro 2012 mid】SSDを交換するための大まかなステップ
次にSSD交換するための全体的な流れが以下になります。
- SSD交換の下準備を行う
- 【MacBookPro 2012 mid】SSDをフォーマットする
- 【MacBookPro 2012 mid】SSDのクローンを作る
- 【MacBookPro 2012 mid】SSDを交換する
僕自身もネットで調べつつ試行錯誤しながらSSD交換しましたが、終わってみれば特に難しいことはありませんでした。
ここに書いていることを順番に進めてもらえれば、きっとうまくいくはずです。
【MacBookPro 2012 mid】SSDを交換するための具体的な手順
それではSSD交換するのに具体的な手順を解説していきます。
ゆっくり、ひとつひとつ確認しながら進めていきましょう。
①SSD交換の下準備を行う
まずはSSD交換する前の下準備です。
SSDアダプタにSSDをセットして、MacBookProに接続しましょう。
SSDアダプタの使い方は以下のとおり。
- SSDアダプタにSSDを差し込む
- 電源アダプタを電源差し込む
- USBをMacBookProに差し込む
とても簡単ですね。
それでは次に「ディスクユーティリティ」を使っていきます。
MacBookProを起動して、すぐにキーボードの「 command + R 」を同時押ししましょう。
画面が表示されるまで長押しでOKです。
すると下記のように「macOSユーティリティ」のウィンドウが表示されます。
「ディスクユーティリティ」を選択して、「続ける」をクリックしましょう。
SSD交換の下準備は以上になります。
②【MacBookPro 2012 mid】SSDをフォーマットする
続いてSSDのフォーマットに移っていきます。
「ディスクユーティリティ」のウィンドウが開くので、下記の順にクリックします。
- 「新しく準備したSSD(クローン化したいSSD)」を選択。
- 続けて「消去」をクリックします。
続いて下記を決めていきます。
- 名前
- フォーマット
- 方式
決めたら「消去」をクリックします。
簡単に上記を説明します。
①名前
最終的にクローン元の名前に変わるので、いったんは分かりやすい名前に変更しておけばOKです。
②フォーマット(現在のmacOSによる)
・「Mojave 10.14」以降のOSなら「APFS」でOK。
・「High Sierra 10.13」以前のOSなら「Mac OS拡張(ジャーナリング)」でOK。
僕は現時点で最新の「Catalina 10.15」だったので「APFS」を選択しました。
macOSをザクっと並べておきます。
- macOS Catalina 10.15
- macOS Mojave 10.14
- macOS High Sierra 10.13
- macOS Sierra 10.12
- OS X El Capitan 10.11
- OS X Yosemite 10.10
- Mavericks
- Mountain Lion
- Lion(←2012ならおそらくここら辺が最初のOSのはず)
③方式
・CPUがIntelベースのMacBookProの場合は「GUIDパーティションマップ」
・CPUがPowerPCベースのMacBookProの場合は「Appleパーティションマップ」
僕のMacBookProはIntelベースだったため、「GUIDパーティションマップ」を選択しました。
※2012 midならIntelベースのはずです。
SSDの消去が終わったら「完了」をクリックしましょう。
なお、このとき正常に消去できず、ウィンドウが閉じたり失敗する場合もあるようです。
ちなみに僕自身はウィンドウがパッと閉じて、何事もなかったような状態になり、しばらく迷走しました・・・(笑)
最終的に再度同じことように消去したら進みました。ここはちょっと謎でしたね。
ともあれ、これでSSDのクローンを作る準備が整いました。
③【MacBookPro 2012 mid】SSDのクローンを作る
下記の順番にクリックします。
- クローンするSSDをクリックして選択状態にする(新しいSSDのことです)
- 「復元」をクリックします。
「復元元」で現在使用しているHDを選択して「復元」をクリック
※「HD-Data」の方ではありません
SSDの復元(クローン化)が始まるので、しばらく待ちましょう。
「操作が完了しました」と表示されたら「完了」をクリックします。
「ディスクユーティリティ」のウィンドウを「×」で閉じましょう。
以上の操作でSSDのクローンができあがったことになります。
ですが、念のためSSDを交換する前に、問題なくクローン化できたか、SSDの起動確認をしてみましょう。
クローンSSDの起動確認
下記の順番にクリックします。
- 画面左上の「Appleマーク」をクリック。
- 「起動ディスク」をクリック。
「クローン化したSSD」を選択して「再起動」をクリックします。
これで通常通りデスクトップ画面にいけば、SSDクローン化の成功です。
つまりこのまま内蔵HDを交換してOKということですね。
SSDの容量を確認してみましたが、250GBあってパンパンだったものが、空き容量が750GBとなっていました。
だいぶゆとりができましたね。
クローン化したSSDの起動確認もできたので、それではいよいよSSDを交換していきましょう。
④【MacBookPro 2012 mid】SSDを交換する
MacBookProを裏返して、精密ドライバーでビスを外していきましょう。
使用するドライバーは「プラスドライバー(J000)」です。
ビスは10箇所あります。
ビスさえ10箇所取れたら、カバーは素手で簡単に取ることが可能です。
MacBookPro(mid2012)であれば、カバーを外したら以下のようになっているかと思います。
ハードディスクが以下の赤枠で囲んだ部分ですね。
過去にもSSD(256GB)を換装しているため、SumsungのSSDになっています。
それでは既存のハードディスクを外していきますが、SSDは2箇所のビスで止められているため、まずはビスを外しましょう。
以下のように細いフレームが付いているので、取りましょう。
ハードディスクを手に取り、コネクタを左に引っぱって取り外しましょう。
また、ハードディスクの側面には特殊なビスが4個付いています。
ビスは4個すべて取り外して、新しいクローンSSDに取り付けましょう。
なお、特殊なビスを外すのに必要な工具が「トルクスドライバーT6」になります。
SSDアダプタに設置しているクローンSSDを取り外しましょう。
クローンSSDに4つのビスを取り付けた上で、コネクタを差し込み、MacBookProへ設置します。
細いフレームを取り付けてクローンSSDを固定しましょう。
MacBookProの裏カバーをしてビスを付けます。
SSD交換手順は以上になります。
念のため、MacBookProの電源を入れて起動確認をしましょう。
通常どおり使用できればSSD交換は成功です。
お疲れ様でした!
【追記】MacBookPro 2012をメモリ増設したらさらに快適になった
SSD交換した後に、欲がでてきまして・・・(笑)
さらにその後、以下の8GB×2枚=16GBのメモリを購入して、メモリ増設してみました。
やってみると、わりと簡単にできます。
メモリ増設後。
かなり快適になりました。
これまでと同じようにアプリを同時に立ち上げて作業していても一目瞭然。
サクサク動きます。
ちなみに今回 購入したのは以下のメモリです。
少しの経費とわずかばかりの手間をかけるだけで、かなり快適になりました。
以下の記事にMacBookPro 2012のメモリ交換・メモリ増設の手順を詳しく解説しています。
【MacBookPro 2012】メモリ交換・メモリ増設の方法>>
もし「自分もメモリ増設してみたいな!」と思われた場合は、ぜひチャレンジしてみてくださいね。
ひろやんの一言
MacBookPro 2012 midにおけるSSDの交換方法については以上になります。
最初、Timemachineから復元する方法を試したものの、上手くいかず苦労しましたw
でも今回の手順で上手くいったので、おそらくMacBookPro 2012 midあたりを使っているならば、今回の方法でうまくいくはずです。
ぜひ確認しながら進めてみてくださいね。
以上。
ひろやんでした。
はじめまして。
自分も同じ機種を未だに使用しております!500GBのSSDでは足りなくなりそうになってきて1TBのSSDに換装しようと思っていましたが、以前にTimemachineでは上手く出来なかった事があったので、とても良い参考になりました。
明日、アマゾンからSSD用アダプタが届いたら早速やってみます!
ありがとうございました!
じょにさん
返信が遅くなり申し訳ありません。
はじめまして!
このたびは嬉しいコメントを、どうもありがとうございます。
参考になって本当に良かったです!
無事SSDに換装できたでしょうか?
できたなら良いのですが、換装できていることを祈っております。