PS5 SSD増設にはヒートシンクが必須!効果的な冷却とおすすめ製品ガイド
ゲーミングPCのパフォーマンスを最大限に引き出すためには、適切な冷却システムが不可欠です。
近年、M.2 SSDの採用が増えていますが、高速データ転送に伴う発熱対策も欠かせません。
PlayStation 5でもSSDの増設時にヒートシンクを取り付けることが推奨されており、その重要性が高まっています。
本ブログでは、PS5のSSD増設にヒートシンクが必要な理由から、おすすめのヒートシンク製品まで、詳しく解説していきます。
PS5のSSDについては性能・品質・コスパの3拍子揃ったMonster Storageの「MS950G75PCIe4HS(ヒートシンク付き)」がオススメです。
くわしくは「Monster StorageのSSDの評判は良い?品質や性能を調査【比較表あり】」をご参考ください。
Contents
1. PS5のSSD増設にヒートシンクが必要な理由
PS5のストレージを増設する際、特に重要なポイントの一つがヒートシンクの必要性です。
高速なデータ transferを実現するために使用されるM.2接続のNVMe SSDは、性能が高くなるほど発熱する傾向があります。
この熱が制御されない場合、SSDのパフォーマンスが低下するだけでなく、寿命にも悪影響を与える可能性があります。
ヒートシンクの役割
ヒートシンクは、デバイスの温度を下げ、安定した動作を維持するための重要な部品です。
具体的には以下のような役割を果たします。
- 熱の放散: ヒートシンクは、SSDが発生させる熱を外部に放出し、適正温度を維持します。これにより、SSDの動作が安定します。
- パフォーマンスの向上: 適切に冷却された状態でSSDを運用することで、データ転送速度を最大限に引き出すことができます。これにより、ゲームのロード時間も短縮され、プレイ体験が向上します。
- 寿命の延長: 高温状態が続くと、SSD内部の部品が劣化しやすくなります。ヒートシンクをつけることで、長期間にわたり良好な状態を保つことが可能です。
ヒートシンクが必要な理由
PS5のSSD増設に際してヒートシンクが必要な理由は以下の通りです。
- 公式求められる要件: PlayStationの公式なサポートページでも、SSDを増設する際はヒートシンクの取り付けが必須とされています。これに従わないと、保証対象外になったり、最悪の場合、SSDが故障する可能性があります。
- 高い発熱: 高性能のNVMe SSDは、高速なデータの読み書きができる半面、発生する熱量も多いです。SSDが過熱すると、パフォーマンスがスローダウンする「サーマルスロットリング」と呼ばれる現象が発生します。
- 設計の違い: PS5の各モデル(CFI-1000、CFI-2000、CFI-7000)には、それぞれ異なるヒートシンクの取り付け要件があります。適切なヒートシンクを選んで取り付けることで、安全にSSDを使用することができます。
まとめて安心、安全な増設を
SSDをPS5に増設する際は、必ずヒートシンクを取り付けることが重要です。
これにより、ストレージ性能を最大限引き出し、長期間にわたり安定したゲームプレイを楽しむことができます。
健全なストレージ環境を維持するためには、ヒートシンクの選定を怠らず、正しい方法で取り付けることが必要です。
2. ヒートシンクの種類と選び方のポイント
PS5にSSDを増設する際には、適切なヒートシンクを選ぶことが非常に重要です。
ここでは、異なるヒートシンクの種類や選択する際のポイントを詳しく解説します。
1. ヒートシンクの種類
ヒートシンクは主に2種類に分けることができます。
● 専用設計タイプ
- PS5専用ヒートシンク:本機の内部構造に特化して設計されており、最適な放熱性能を発揮するために形状やサイズが工夫されています。この専用ヒートシンクは、SSDが過熱しないように、各モデルの熱特性に応じた設計がなされています。
- メリット:高性能であり、PS5の他の部品との互換性が高まります。
- デメリット:特定の機器専用に作られていることが多いため、他のデバイスでの利用が難しい場合があります。
● 汎用タイプ
- 汎用ヒートシンク:M.2接続のSSDに広く対応しており、さまざまな機器で使用できる柔軟性を持っています。このタイプは設計の自由度が高く、将来的にSSDを交換する際も非常に便利です。
- メリット:他のデバイスにも再利用可能なため、コストパフォーマンスが良いです。
- デメリット:専用設計に比べて放熱性能が劣り、大きな負荷がかかる状況下での熱管理が難しくなることがあります。
2. ヒートシンク選びのポイント
ヒートシンクを選ぶ際には、次のポイントに留意することが肝要です。
- サイズ要件:PS5に適合するM.2 SSDの規格(幅25mm以下、厚さ11.25mm以下)をクリアしているかを必ず確認してください。
- 材質:ヒートシンクの素材によって放熱性能は異なります。一般的にはアルミニウムや銅が選ばれ、特に銅製のヒートシンクは熱伝導に優れているため、非常に良い選択肢となります。
- 取付けのしやすさ:取り付けが簡単な製品を選ぶことで、初心者でも安心して利用できます。片面ヒートシンクは比較的容易に取り付けることができます。
- デザインと冷却性能:放熱フィンの形状や数も冷却性能に影響を与えます。深い溝を持ったデザインや広い放熱面を持つものは、特に冷却効率が高くなります。
- ブランドの信頼性:実績があり評判の良いブランドから製品を選ぶことで、安心して使用することができます。
ヒートシンクはPS5におけるSSDのパフォーマンスを最高に引き出すための重要な要素です。
選択する際にはしっかりとリサーチを行い、自分に最適なアイテムを見つけることが大切です。
3. PS5対応おすすめヒートシンク3選【2024年最新】
PlayStation 5の内蔵SSDを増設する際には、必ずヒートシンクを取り付けることが重要です。
ここでは、2024年最新のPS5対応ヒートシンクを3つご紹介します。
それぞれの特徴やメリットを詳しく見ていきましょう。
SGTKJSJS「ヒートシンク銅」
まず紹介するのは、SGTKJSJSの「ヒートシンク銅」。
このヒートシンクは以下のような特長があります:
- 素材: 高熱伝導性を持つ銅製で、SSDの熱を効率よく吸収します。
- 設計: M.2 2280 SSDに適合し、薄型設計で最小設置高が1.5mmとなっているため、他のデバイスでも使いやすいです。
- 放熱性能: 放熱面積が広いため、SSDを陰から守り、安定した性能を引き出せます。
この製品は、特に高温環境での使用を考慮したいゲーマーにお勧めです。
HIKSEMI「MH1」
次にご紹介するのは、HIKSEMIの「MH1」です。
このヒートシンクの特徴は次の通りです:
- カラーリング: デザイン性が高く、某有名アニメを思わせるビジュアルで多くのファンを魅了しています。
- サイズ: 厚さ約9mmの薄型デザインで、デスクトップPCをはじめ、さまざまなデバイスに取り付け可能です。
- 耐久性: 高品質のアルミニウム材を使用し、耐久性と放熱性能を両立しています。
このヒートシンクは、美しい仕上がりが欲しい方や、さまざまな用途で使いたい方に向いています。
MHQJRH「M.2 2280mm SSD両面ヒートシンク」
最後に紹介するのは、MHQJRHの「M.2 2280mm SSD両面ヒートシンク」。
このヒートシンクは次の特徴を持っています:
- 設計: M.2 2280SSD専用設計で、深い溝が多数配置されており、放熱効率が高いです。
- 材質: アルミニウム製で、しっかりした作りが堅牢さを実現します。
- 放熱面積: 多数の放熱溝により、効果的に熱を逃し、SSDのオーバーヒートを防ぎます。
この製品は、高負荷のゲームプレイやデータ転送に最適な選択肢です。
これらのヒートシンクはいずれも、PS5のSSD性能を最大限に引き出すための優れた選択肢です。
ヒートシンクの取り付けはご自身で行うことができ、各製品の特性を活かしたストレージの拡張が可能です。
4. ヒートシンクの取り付け方と注意点
PS5にSSDを増設する際、ヒートシンクの取り付けは非常に重要なプロセスです。
適切な取り付けを行うことで、SSDのパフォーマンスを最大限に引き出し、過熱から保護することができます。
以下に具体的な手順と注意点を解説します。
取り付けの準備
まずは、取り付けに必要な道具を用意しましょう。
一般的には以下のものが必要です:
- ドライバー(通常はプラスドライバー)
- ヒートシンク(購入したもの)
- 熱伝導パッド(ヒートシンクに付属している場合も)
- 静電気防止ストラップ(静電気による破損を防ぐため)
作業を始める前に、PS5の電源が完全にオフになっていることを確認してください。
また、作業場所は清潔で、十分なスペースがある場所を選ぶことが大切です。
ヒートシンクの取り付け手順
- PS5のカバーを外す
PS5本体のカバーを慎重に外します。カバーの付け根部分にあるダボ穴をはずし、固定されているピンを押して開けます。この際、力を入れすぎないよう注意が必要です。 - SSDスロットの位置を確認
SSDスロットは、PSロゴがない側のカバー内にあります。隙間ができたら、スロットの位置を確認し、SSDを適切に取り付ける準備をします。 - SSDをスロットに装着
M.2 SSDをスロットに慎重に挿入します。傾きを持たせずまっすぐ差し込むことがポイントです。SSDはスロットのディテールに合わせてきちんと収まるまで押し込みます。 - ヒートシンクの取り付け
SSDの上にヒートシンクを乗せます。このとき、熱伝導パッドがしっかりとSSDとヒートシンクの間で接触するように配置してください。ヒートシンクによっては、ねじで固定するものもあるので、しっかりとした締め付けが求められます。 - カバーを戻す
最後に、PS5のカバーを元に戻し、全てがしっかりと固定されていることを確認します。
注意点
- 静電気対策: 作業中は静電気に注意しましょう。静電気は電子部品を破損させるリスクがありますので、静電気防止ストラップの着用をおすすめします。
- 無理な力を加えない: SSDやヒートシンクを取り付ける際、無理な力を加えないようにしましょう。部品は非常にデリケートですので、優しく扱うことが大切です。
- 互換性の確認: 使用するヒートシンクが、PS5のM.2 SSDスロットに対応しているかどうかを事前に確認しておくことも重要です。
取り付けを終えたら、PS5を起動し、SSDが認識されているかを確認しましょう。
正常に動作すれば、ゲームの読み込み速度やパフォーマンスが向上することでしょう。
5. 標準搭載vs別売りヒートシンクのメリット・デメリット
PS5のストレージを増設する際、ヒートシンクを選ぶ上で「標準搭載ヒートシンク」と「別売りヒートシンク」のどちらを選ぶべきかは重要なポイントです。
それぞれのメリットとデメリットを詳しく見ていきましょう。
標準搭載ヒートシンクのメリット
- 手間いらず: 標準搭載のSSDを選ぶことで、ヒートシンクの取り付けに関する手間を省けます。これにより、特に初心者にとっては非常に便利です。
- 互換性の確保: PS5と互換性のあるサイズや仕様が保証されているため、購入後のトラブルが少なくなります。
- 良好な放熱性能: 設計段階でPS5に最適化されているため、発熱問題を効果的に管理できます。
標準搭載ヒートシンクのデメリット
- 保証の問題: ヒートシンクを取り外すと、メーカーの製品保証が無効になることがあります。これにより、トラブルが発生した際のサポートを受けにくくなります。
- 選択肢が限られる: 標準搭載のSSDは製品の種類が限られており、性能やコストパフォーマンスにおいて自身のニーズに合ったものが見つかりにくいことがあります。
別売りヒートシンクのメリット
- カスタマイズ性: 自分の目的や好みに合わせてヒートシンクを選ぶことができるため、性能やデザインの幅が広がります。
- 再利用の可能性: ヒートシンクを別に購入することで、将来的に他のデバイスに流用できる可能性があります。これにより、長期的なコストを抑えられるかもしれません。
- 保証の維持: ヒートシンクを自分で取り付けた場合、製品保証が無効にならないため、トラブル時の対応が期待できます。
別売りヒートシンクのデメリット
- 取り付けの手間: ヒートシンクを別に購入した場合、自分で取り付ける必要があり、専門知識がないと難しい場合があります。また、間違った取り付け方をすると故障の原因にもなりかねません。
- 追加コストの発生: 別売りのヒートシンクは別途購入が必要になるため、全体的なコストが増加する可能性があります。
選択肢を決定する際には、これらのメリットとデメリットをしっかりと考慮しましょう。
それぞれのニーズに最適な選択をすることが、PS5の快適なゲーム体験に繋がります。
まとめ
PS5のSSD増設にはヒートシンクの取り付けが必要不可欠です。
ヒートシンクの選び方や取り付け方を理解することで、SSDの性能を最大限に引き出し、長期的な使用を可能にします。
標準搭載と別売りのヒートシンクそれぞれに長短がありますが、自身のニーズに合わせて適切なものを選択することが重要です。
ヒートシンクの取り付けは少し手間がかかりますが、安全性と効率性の向上につながるため、ぜひ意識的に取り組んでいきましょう。
PS5のストレージ拡張を通して、より快適なゲーム体験を手に入れることができます。
よくある質問
PS5のSSD増設にヒートシンクが必要な理由は何ですか?
SSDが高速なデータ転送を行うと、発熱する傾向があります。
この熱が適切に放出されないと、SSDの性能が低下したり、寿命に悪影響を及ぼすことがあります。
そのため、PS5の公式ガイドラインではSSD増設時にヒートシンクの取り付けが必須とされています。
ヒートシンクを使用することで、SSDの温度を適切に管理し、最大の性能を発揮できるようになります。
ヒートシンクの選び方にはどのようなポイントがありますか?
ヒートシンクを選ぶ際は、サイズ要件、材質、取り付けのしやすさ、デザインと冷却性能、ブランドの信頼性などに注意を払う必要があります。
M.2 SSDに適合するサイズのものを選び、アルミニウムや銅などの熱伝導性の高い素材を使用しているものがおすすめです。
また、取り付けが簡単で放熱性能の高いデザインの製品を選ぶことで、SSDの安定した動作を実現できます。
ヒートシンクの取り付け方法と注意点は何ですか?
ヒートシンクの取り付けには、まず静電気対策のため静電気防止ストラップを着用することが重要です。
SSDをスロットに慎重に挿入し、ヒートシンクを乗せて熱伝導パッドを適切に配置します。
ヒートシンクを固定する際は、無理な力を加えずに確実に取り付けることが必要です。
最後にPS5のカバーを元に戻し、SSDが正常に認識されることを確認しましょう。
標準搭載ヒートシンクと別売りヒートシンクのメリットとデメリットは何ですか?
標準搭載ヒートシンクは手間いらずで互換性が高く、放熱性能に優れています。
一方、保証の問題や選択肢の少なさがデメリットとなります。
別売りヒートシンクは自由なカスタマイズが可能で再利用できますが、取り付けの手間とコストの増加が課題となります。
自身のニーズに合わせて、メリット・デメリットを慎重に検討する必要があります。