SSDでGen3とGen4の違いはなに?おすすめのSSDも紹介!
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SSDのメーカーを10社以上 比較・調査してきたSSD調査隊のひろやんです。
SSDでGen3とGen4の違いっていったい何なんだろう?
現在そんな疑問をお持ちではありませんか?
たしかにSSDも近年でさまざまなメーカー・タイプがリリースされており、どれを選べば良いのか分からない状況ですよね。
Gen3やGen4という規格も、そのうちのひとつです。
そこで今回は「SSDのGen3とGen4の違い」について解説します。
PS5のSSDについてはソニーのグループ会社がリリースしている「Nextorage」のSSDのひとつ「NEM-PA」シリーズがオススメです。
くわしくは「NextorageのSSDの評判は良い?品質・性能・コスパを調査!【比較表あり】」をご参考ください。
Contents
SSD Gen3とGen4の違い
SSDのGen3とGen4の違いとしては、以下のような項目があります。
- 価格の違い
- 転送速度の違い
- 対応デバイスの違い
より違いを分かりやすくするために、大手メーカーのひとつ「ウエスタンデジタル」のSSDで比較したいと思います。
「Blue SN570(Gen3)」と「Black SN770(Gen4)」で比較表を作成すると、以下のようになります。
それでは順番に確認していきましょう。
価格の違い
SSDのGen3とGen4の違いのひとつに「価格」があります。
Gen4はGen3よりも高速な転送速度を持っているため、Gen3よりも高価です。
また、SSD Gen4が使用するNVMeインターフェースは、技術的により高度であるため、生産コストが高くなっています。
性能が高い分、Gen4の方が高価になるわけですね。
転送速度の違い
SSDのGen3とGen4の違いのひとつに「転送速度」があります。
比較表を見ても明らかですが、Gen4の方が圧倒的に高速です。
ウエスタンデジタルのGen3とGen4を比較した感じだと、おおよそ「1.5倍」速いですね。
ただ、Gen4の性能は幅広く、上には読取速度7,000MB/sを超えるSSDもあります。
おそるべきスピード差ですね。
対応デバイスの違い
SSDのGen3とGen4の違いのひとつに「対応デバイス」があります。
たとえばですが、Gen4のSSDの性能を最大限に引き出したいのであれば、「CPU・マザーボード・PCIe デバイス」が PCIe Gen 4 に対応している必要があるのですね。
以上のことからGen4のSSDを購入する前には、デバイスがGen4に対応しているか確認してから購入するようにしましょう。
SSDのGen3とGen4のおすすめのシチュエーションは?
Gen3とGen4の違いを解説しましたが、必ずしも性能が高いSSDの方が良いというわけではありません。
性能が高いSSDというのは転送スピードが早くなるメリットがあるいっぽうで、SSD自体が発熱するというデメリットもあります。
重要なのは「今のシチュエーションに最適な性能のSSDを選ぶ」ということです。
それでは以上のことを踏まえたうえでGen3とGen4におすすめのシチュエーションを確認していきましょう。
Gen3のSSDのおすすめのシチュエーション
Gen3のSSDは以下のシチュエーションにおすすめです。
- 一般使いしているPC
一般使いというのは、たとえば以下のような使い方のことを言います。
- 低負荷のソフトを使っている(Word・Excelなど)
- 動画や映画を見る
- ブログを書く
つまりはPCゲーム・ライブ配信・動画編集・3Dソフトなどのように高パフォーマンスを必要としない使い方をしているPCのことですね。
以上のように一般使いしているPCにはGen3のSSDがおすすめです。
Gen3のおすすめのSSDは、冒頭でも紹介したWestern Digitalの以下のSSDとなります。
Gen3に対応している場合は、ぜひ検討してみてくださいね。
Gen4のSSDのおすすめのシチュエーション
Gen4のSSDは以下のシチュエーションにおすすめです。
- PS5
- 高パフォーマンスを要するPC(ゲーム・動画関係・3Dソフトなど)
- 一般使いしているPC
Gen4のおすすめのシチュエーションは広範囲にわたります。
SSDによって性能もさまざまなので、一般使いから高パフォーマンスを必要とするPCなどにも使えるし、性能の条件を満たしているSSDであればPS5に使うことも可能です。
ただ、性能が高くなれば発熱もしやすくなるため、放熱対策として「ヒートシンク」も考慮するようにしましょう。
なお、一般使いから高パフォーマンスを要するPC(ゲーム・動画関係・3Dソフトなど)としては、Western Digitalの以下のSSDがおすすめです。
読取速度が5,000MB/sほどと、Gen4の性能的には中堅クラスのSSDとなります。
読取速度が7,000MB/sまでは必要ないと思われる場合は、以上のSSDを検討してみてくださいね。
PS5におすすめのSSDはどれ?
最後にPS5におすすめのSSDを紹介します。
PS5はGen4のSSDなら何でも良いというわけではなく、条件を満たしている必要があります。
それが以下の2つです。
- 読取速度が5,500MB/s以上ある
- ヒートシンクが搭載されている
読取速度が5,500MB/s以上というのは PS5の要件のひとつです。
また、それだけ性能が高いと発熱してスムーズに動作しなくなる可能性もあるため、放熱対策としてヒートシンクは必須になります。
PS5で快適にプレイするためにも、以上の条件を満たしたSSDを選ぶようにしましょう。
では具体的にどのメーカーのSSDが良いのでしょうか?
僕自身、さまざまなメーカーのSSDを調査・比較してまいりましたが、PS5のSSDはNextorageの「NEM-PA」シリーズが特にオススメです。
PS5におすすめな理由は以下のとおり。
- NextorageはPS5を製造しているソニーのグループ会社である。
- AmazonにおいてPS5に使ったユーザーからの評価が極めて高い。
- 価格も高すぎず、手の届く範囲でコスパも良い。
なお、こちらに関しては「NextorageのSSDの評判は良い?PS5にもおすすめの性能と品質!【比較表あり】」でも、くわしく紹介しています。
PS5のSSDをお探しの場合は、ぜひ一度読んでみてくださいね。
ひろやんの一言
SSDでGen3とGen4の違いについて解説しました。
SSD Gen3とGen4はそれぞれ独自の特徴を持ち、異なる用途に最適です。
Gen3は一般的なパソコンユーザーにとっては十分な転送速度を提供し、互換性が高いため広く使用されています。
いっぽうでGen4は高パフォーマンスを要する作業に適しており、特に高速な読み取りと書き込みが必要な場合には最適です。
以上のような特徴から自分のシチュエーションにあった種類を選びましょう。
以上。
ひろやんでした。