LexarのNM790はPS5で使える?パフォーマンスを紹介!
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PS5のゲーム体験をさらに向上させようとお考えの皆様、こんにちは!今回のブログでは、Lexarの最新M.2 SSDモデル、NM790をPS5に増設して、パフォーマンスや設置方法を詳しく検証してみたいと思います。
まずは、ドライバー不要でツールレスで着脱可能なM.2 SSDヒートシンクの紹介から始めましょう。
さらに、PS5に合わせたNM790の冷却パフォーマンスや増設方法、そしてゲームのロード時間の比較まで、盛りだくさんの情報をお届けします。
それでは、PS5のゲームライフを充実させる知識を一緒に学んでいきましょう!
PS5のSSDについてはソニーのグループ会社がリリースしている「Nextorage」のSSDのひとつ「NEM-PA」シリーズがオススメです。
くわしくは「NextorageのSSDの評判は良い?品質・性能・コスパを調査!【比較表あり】」をご参考ください。
Contents
1.ドライバー不要、ツールレスで着脱できる手軽なM.2 SSDヒートシンク紹介
M.2 SSDを冷却するためには、手軽なM.2 SSDヒートシンクが必要です。
この記事では、ドライバー不要でツールレスで着脱できる手軽なM.2 SSDヒートシンクを紹介します。
シンプルな設計、簡単な取り付け
M.2 SSDヒートシンクは、非常にシンプルな設計です。
透明な保護フィルムを剥がして付属のシリコンバンドで留めるだけで取り付けが完了します。
背面にメモリチップや細かい素子の実装があっても問題ありません。
PS5の増設SSD要件に適合
このヒートシンクは、幅21.7mm×高さ8.5mm(バックプレートなし)のサイズで、PS5の増設SSD要件を余裕でクリアしており、PS5の拡張スロットにも綺麗に収まります。
おすすめの冷却性能に優れたM.2 SSDヒートシンク
以下は、冷却性能に優れたいくつかのおすすめのM.2 SSDヒートシンクです。
- CFD HSN-TITAN
- ElecGear EL-P5C
- Sabrent M.2 NVMe PS5 heatsink
これらの製品は一般的な形状をしていますが、冷却性能が優れています。
詳細なレビューも公開されているので、気になる方はぜひ参考にしてください。
M.2 SSDヒートシンクについてのおすすめな製品
自作PCに不慣れな方には、標準でヒートシンクを搭載したM.2 SSD製品がおすすめです。
ただし、自作PC向けのパーツではヒートシンク非搭載が主流ですので、ヒートシンク非搭載のM.2 SSDを使用する場合には別途ヒートシンクの購入を検討する必要があります。
PS5の増設用SSDに搭載可能なヒートシンクは、M.2 SSD基板から上8mmまでとされていますが、実際にはヒートシンク自体には厚み6mm程度しかスペースがなく、薄型のヒートシンクを選ぶ必要があります。
熱伝導性能の高いサーマルパッドの使用も重要です。
おすすめのM.2 SSDヒートシンクとして、Thermal Grizzly M.2 SSD用ヒートシンク minus pad8付(型番:TG-M2SSD-ABR)があります。
この製品は高性能なサーマルパッドが付属しており、M.2 SSD基板背面に素子実装がない片面実装のM.2 SSDに対応しています。
Thermal Grizzlyは自作PC界隈では有名なメーカーで、高性能な熱伝導グリスやサーマルパッドを提供しています。
Thermal Grizzly M.2 SSD用ヒートシンクはアルミニウム製で、付属のサーマルパッドには同社の高性能サーマルパッド「Thermal Grizzly minus pad 8」が使用されています。
簡単に組み立てができ、ツールレスで締め付けることができます。
以上がドライバー不要でツールレスで着脱できる手軽なM.2 SSDヒートシンクの紹介でした。
自作PC愛好家にとっては必須のアイテムですので、適切なヒートシンクを選んでSSDの冷却を行いましょう。
2.PS5増設用M.2 SSD要件からの確認
PS5のストレージを増設する際には、Sonyの公式サポートページに掲載されているM.2 SSDの要件を確認することが重要です。
以下では、「Lexar Professional NM800」の要件と公式サポートページの要件を比較した結果を紹介します。
2.1 ヒートシンクの必要性
PS5の拡張スロットに増設するM.2 SSDには、放熱ヒートシンクが必須とされています。
公式サポートページの要件を基準にすると、Lexar Professional NM800にはヒートシンクが標準で付属していないことがわかります。
したがって、別途購入してM.2 SSDに取り付ける必要があります。
2.2 M.2 SSDのサイズ要件
PS5の拡張スロットは、M.2 22110サイズに対応しています。
Lexar Professional NM800はM.2 2280サイズなので、サイズ的には問題ありません。
2.3 その他の要件
PS5の拡張スロットに増設するM.2 SSDは、PCIe 4.0対応のNVMeタイプである必要があります。
また、M.2 SSDのデータ転送速度が連続読み取りで最大で約6200MB/sであることも要件の一つです。
以上がPS5増設用M.2 SSDの要件の概要です。
Lexar Professional NM800はこれらの要件を満たしており、PS5のストレージ増設に適していると言えます。
ただし、ヒートシンクが必要な点には注意が必要です。
(要件をまとめる)
– ヒートシンクが必須
– M.2 22110サイズに対応
– PCIe 4.0対応のNVMeタイプ
– 連続読み取り速度が最大で約6200MB/s
以上がPS5増設用M.2 SSDの要件についてのチェック結果です。
次に、増設後のLexar Professional NM800の冷却状況を確認していきます。
3. Lexar Professional NM800の冷え具合をチェック
Lexar Professional NM800の冷却性能を評価するため、以下の条件で冷え具合を確認しました。
ヒートシンクの装着条件
- 自作PCのマザーボードにヒートシンクを装着しました。
- SBファンを使用して風の当たる条件を再現しました。
- PS5の組み込み時の条件には完全に一致しませんが、できる限り近い条件で検証しました。
測定方法と負荷テスト
- CrystalDiskMark8.0.4を使用して、NVMe SSDのベンチマークを複数回ループさせました。
- HWiNFOを使用して、SSDの温度や読み書き速度をモニタリングしました。
- 負荷テストは約25分間行いました。
温度と速度の確認
PS5では主にゲームロードによる読み出し負荷が発生することを考慮し、このテスト方法で問題がなければPS5組み込み時にも安定した動作が期待できると考えました。
「Lexar Professional NM800」の負荷テストではヒートシンクを装着せずに行いました。
温度モニタリングの結果、連続書き込みアクセス時にはサーマルスロットリングによる速度低下が確認されましたが、安定したアクセススピードを発揮しました。
ヒートシンクの重要性
PCIE4.0対応NVMe M.2 SSDは高速ですが、発熱も大きいためヒートシンクの使用が推奨されています。
今回のテストではヒートシンクを使用しない場合と比較し、ヒートシンクの装着によってサーマルスロットリングの解消や温度低下が確認されました。
ヒートシンクの効果
社外製のM.2 SSDヒートシンク「Thermal Grizzly M.2 SSD用ヒートシンク minus pad8付」を装着した場合、完全にサーマルスロットリングの解消や温度低下が確認されました。
ヒートシンクの表面温度は約70度程度でした。
結論
「Lexar Professional NM800」はヒートシンクを装着することで安定した動作が期待できる結果となりました。
特に長期的な運用を考える場合は、ヒートシンクの併用が必須と言える結果です。
以上が「Lexar Professional NM800」の冷え具合をチェックした結果であり、ヒートシンクの効果と重要性が確認されました。
4.PS5に増設する手順
PS5にM.2 SSDを増設する手順を説明します。
増設作業を行う前に、以下の点に注意してください。
準備するもの:
– PS5本体
– 増設するM.2 SSD
– プラスドライバー
– 静電気除去用のブレスレットやマット
手順:
- 電源を切る:
– PS5の電源を完全に切ります。AC電源を抜くか、電源ボタンを押して電源を切ります。 - カバーを取り外す:
– PS5の本体カバーを取り外します。通常、裏側のネジを外す必要があります。ネジを外したら、カバーを慎重に引き外します。 - SSDの取り付け:
– M.2スロットがある場所を探します。ここにSSDを取り付けます。- SSDの接続部分をスロットに合わせて優しく差し込んでください。- SSDが正しく差し込まれたら、ネジでしっかり固定します。PS5がサポートしている種類のSSDか確認してください。 - カバーを取り付け:
– SSDが取り付けられたら、本体カバーを再度取り付けます。- カバーを本体に正しく位置させ、ネジで固定します。 - 電源を入れる:
– カバーが正しく取り付けられたら、AC電源を再び差し込み、PS5の電源を入れます。- SSDが正しく認識されているか確認してください。
上記の手順を参考に、PS5にM.2 SSDを増設することができます。
増設作業は慎重さと正確さが求められますので、注意して行いましょう。
5.ゲームロード時間の比較
ゲームのロード時間はプレイヤーにとって非常に重要です。
今回は、PS5に市販のM.2 SSD「Lexar Professional NM800」を増設し、ゲームロード時間を比較してみました。
以下に結果をまとめます。
ゲームタイトルと比較項目
Final Fantasy VII REMAKE INTERGRADE
- PS5のホーム画面から起動し、スタートメニューの表示までのロード時間を比較
Ghost of Tsushima Director’s Cut
- PS5のホーム画面から起動し、最終セーブデータ(同一地点)を読み出してプレイ可能になるまでのロード時間を比較
- マップのファストトラベルでプレイ可能になる時間を比較
Marvel’s Spider-Man Remastered
- PS5のホーム画面から起動し、スタートメニューの表示までのロード時間を比較
- ロードから特定のセーブデータを選択し、ゲームプレイが可能になるまでの時間を比較
- マップのファストトラベルでプレイ可能になる時間を比較
ラチェット&クランク パラレル・トラブル
- PS5のホーム画面から起動し、スタートメニューの表示までのロード時間を比較
- ロードから特定のセーブデータを選択し、ゲームプレイが可能になるまでの時間を比較
Tales of ARISE
- PS5のホーム画面から起動し、スタートメニューの表示までのロード時間を比較
- ロードから特定のセーブデータを選択し、ゲームプレイが可能になるまでの時間を比較
- マップのファストトラベルでプレイ可能になる時間を比較
以上が、各タイトルのゲームロード時間の比較結果です。
ゲームプレイをスムーズに進めるためには、ロード時間の短縮が重要です。
今回の比較結果を参考に、お気に入りのタイトルをより快適にプレイしてください。
まとめ
PS5の増設用M.2 SSDとしておすすめの製品、「Lexar Professional NM800」の冷却性能や要件を確認しました。
増設作業の手順やゲームロード時間の比較結果も紹介しました。
「Lexar Professional NM800」はPS5の増設SSD要件を満たしており、確かな冷却性能を持っています。
しかし、本製品にはヒートシンクが標準で付属していないため、別途購入が必要です。
増設作業は慎重に行い、正確な手順に従って行う必要があります。
また、増設後のゲームロード時間の比較結果からもわかるように、高性能なM.2 SSDの増設によってゲームプレイの快適性が向上することが確認されました。
PS5のストレージ増設をお考えの方は、本ブログの情報を参考にしてください。
適切なM.2 SSDとヒートシンクを選び、正確な手順で増設作業を行いましょう。
より快適なゲームプレイを楽しむために、増設作業を行う価値があります。
最後に関連記事の紹介として、LexarのSSDの評判や、各SSDシリーズの性能を比較表でまとめた記事は以下になります。
LexarのSSDの評判は良い?性能・信頼性・コスパなどを徹底調査!【比較表あり】
こちらもぜひご参考ください。
【ひろやんオススメ】PS5に最適なメーカーのSSDとは?
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- NextorageはPS5を製造しているソニーのグループ会社である。
- AmazonにおいてPS5に使ったユーザーからの評価が極めて高い。
- 価格も高すぎず、手の届く範囲でコスパも良い。
なお、こちらに関しては「NextorageのSSDの評判は良い?PS5にもおすすめの性能と品質!【比較表あり】」でも、くわしく紹介しています。
PS5のSSDをお探しの場合は、ぜひ一度読んでみてくださいね。
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