SanDisk UltraとExtremeの違いはなに?【SDカードの比較表あり】
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ひろこみゅ管理人のひろやんです。
SunDiskのSDカードで「Ultra」と「 Extreme」っていうのがあるけど、違いは何なんだろう?
分かりやすく比較してほしいなぁ。
現在そんな疑問をお持ちではありませんか?
そこで今回はSunDisk microSDカードの「Ultra」と「 Extreme」の違いについて比較していきます。
Contents
SanDisk UltraとExtremeの種類
SanDisk UltraとExtremeを比較する前に。
細かく見ると、実はUltraと Extremeにも色々と種類があります。
- Ultra(白ラベル)
- Ultra(赤ラベル)
- Extreme
- Extreme Pro(UHS-Ⅰ)
- Extreme Pro(UHS-Ⅱ)
ただ、これらをすべて比較すると種類が多すぎて違いが分かりづらくなってしまいます。
そのため今回はシンプルに「Ultra(赤ラベル)」と「Extreme」の2種類のmicroSDカードで違いを比較していきたいと思います。
ちなみに別途「Ultraの赤と白のラベルの違いを比較した記事」や「Extremeシリーズの違いを比較した記事」も用意しています。
もしこの部分についてくわしく知りたい場合は、以下の記事をご覧ください。
SanDisk UltraとExtremeの比較項目
今回のSunDiskのUltraとExtremeでは以下の項目について比較していきます。
- 容量
- 読み取り速度
- 書き込み速度
- 最低転送速度(スピードクラス)
- 最高転送速度(UHS規格)
- 対応動画サイズ
- アプリパフォーマンスクラス
- 最適シーン
以上の項目はSDカードを比較するうえで重要な要素になっていまして、性能を比較するなら これらの項目を抑えておけば問題ないでしょう。
SunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeの比較表
最初に大まかな違いを知るためにUltra(赤ラベル)とExtremeの比較表を作成しました。
違っている部分に色を付けているので、まずは大まかに目を通してみてください。
これから細かく比較していきますが、先に結論から言うと、お互いのmicroSDカードを比較したときの違いは以下のとおりです。
- Extremeと比べると価格が安い
- フルHDのビデオカメラに対応している
- 一般的なデジカメに対応している
- Ultraと比べると読み取り速度と書き込み速度が早い
- 4Kのビデオカメラに対応している
- 高画質なデジカメに対応している
分かりやすく言うと4Kビデオカメラを扱わずに、ひとまず一般的に使えれば良いということであれば「Ultra(赤ラベル)」で充分でしょう。
いっぽうで4Kビデオカメラを使う場合や、大容量のデータを扱う場合(PCへデータ転送する場合)などは、「Extreme」がオススメです。
必要以上の性能は不要で、ムリに性能の良いmicroSDカードを選ぶ必要はありません。
価格もそれだけ高価になるため、あくまでも今のシチュエーションに合ったmicroSDカードを選ぶことが大切です。
SunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeの違いはなに?
比較表から読み取れるUltra(赤ラベル)とExtremeの違いは大まかに以下のとおりです。
- 容量の種類の違い
- 読み取り速度の違い
- 書き込み速度の違い
- UHSスピードクラスの違い
- ビデオスピードクラスの違い
- 対応画質の違い
- アプリパフォーマンスの違い
それぞれの項目を細かく比較していきましょう。
SunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeの容量の種類の違い
SunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeの違いのひとつに「容量の種類」があります。
容量はデータがどれくらい保存できるかの指標のこと。
容量が大きいほど写真や動画などを多く保存することが可能です。
Amazonで調べたところUltra(赤ラベル)のmicro SDカードは「32GB〜1TB」の6種類の容量が確認できました。
いっぽうで Extremeは「32GB〜512GB」の5種類で、1TBのmicroSDカードは確認できませんでした。
以上のことから1TBのmicroSDカードは必要な場合は、Ultra(赤ラベル)を選ぶか・・・
または Extremeでも「Extreme Pro(UHS-Ⅰ)」など上位クラスのmicroSDカードであれば、1TBの容量もあるのでそちらを選ぶことも可能です。
SunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeの読み取り速度の違い
SunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeの違いのひとつに「読み取り速度」があります。
読み取り速度というのは、micro SDカードに保存されている写真や動画などのデータを、パソコンへコピーするときのスピードになります。
読み取り速度が大きいほど、同じ容量のデータでもパソコンへと早くコピーすることが可能です。
SunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeの「読み取り速度」を比較したところ、 Ultra(赤ラベル)よりExtremeの方が「50〜70MB/s」ほど早いようです(容量による)。
Amazonで確認しましたが、32GBに関してはなぜかUltra(赤ラベル)の方が「20MB/s」ほど早いという結果になりました。
この部分はちょっと信頼性が怪しいので、基本的に Extremeの方が早いと思ってもらえればOKです。
ただ、この読み取り速度で一点注意点があります。
それは、Ultra(赤ラベル)でもExtremeでも、最大の読み取り速度を出すには「SunDiskの専用カードリーダー」を使う必要があることです。
専用のカードリーダーを使うことでUltra(赤ラベル)では最大120GB/sの読み取り速度を。
Extremeでは容量によっては最大190GB/sの読み取り速度を出すことが可能になります。
もしmicroSDカードからパソコンに転送することが多かったり、容量の大きなデータを扱うような場合は、より読み取り速度の早い Extremeを選ぶと良いでしょう。
ただし、その際は専用カードリーダーを用意することも忘れないようにしましょう。
SunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeの書き込み速度の違い
SunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeの違いのひとつに「書き込み速度」があります。
書き込み速度は高画質なビデオカメラでの動画撮影やカメラの高速連写など、SDカードへ書き込むための速度です。
カメラ本体の持つ性能を最大限に引き出すための重要な要素となります。
この書き込み速度ですが、Ultra(赤ラベル)には記載がありませんでした。
ただ、フルHD(スピードクラス1)の動画撮影や、一般的なデジタルカメラなどの撮影には充分使える性能はあるようです。
いっぽうで Extremeは書き込み速度がしっかりと記載されており、容量によっても変わります。
ExtremeであればフルHDはもちろんのこと、4Kビデオカメラでの撮影も可能です。
以上のことから4Kのビデオカメラを扱う場合は、 ExtremeのmicroSDカードを選ぶと良いでしょう。
ちなみに「Extreme Pro(UHS-Ⅰ)」になると、さらに書き込み速度は上がりまして。
たとえば「一眼レフ」や「ミラーレス一眼」などの高速連写にも対応しています。
SunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeのUHSスピードクラスの違い
SunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeの違いのひとつに「UHSスピードクラス」があります。
スピードクラスというのは、最低転送速度のことで最低限の転送速度を保証することを言います。
主にビデオカメラなど動画撮影するときに重要な要素で、コマ落ちや録画中断などを防ぎ、正常に録画するための指標となります。
Ultra(赤ラベル)とExtremeのUHSスピードクラスの違いを比較すると、以下のとおり。
- Ultra(赤ラベル):クラス1(フルHDで最低10MB/s以上)
- Extreme:クラス3(4Kで最低30MB/s以上)
Extremeのほうがクラス3で最低転送速度が高いことがわかりますね。
そのため4Kビデオカメラ使う場合はExtremeのmicroSDカードを使うようにしましょう。
ただ、これは本体となるビデオカメラでUHSスピードクラスが対応していることが条件になります。
ビデオカメラでUHSスピードクラスが対応していれば、それぞれの最低転送速度が保証されるということですね。
SunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeのビデオスピードクラスの違い
SunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeの違いのひとつに「ビデオスピードクラス」があります。
ビデオスピードクラスもUHSスピードクラスと意味合いは同じ。
UHSスピードクラスの次世代規格となるものが「ビデオスピードクラス」となります。
ただ、これも本体となるビデオカメラでビデオスピードクラスが対応していることが条件になります。
Ultra(赤ラベル)とExtremeのビデオスピードクラスの違いを比較すると、以下のとおり。
- Ultra(赤ラベル):なし
- Extreme:V30(4Kで最低30MB/s以上)
以上のとおりUltra(赤ラベル)にはビデオスピードクラスは無くて、対応しておりません。
いっぽうでExtremeはV30(4Kで最低30MB/s以上)に対応しています。
以上のことからビデオカメラ本体がビデオスピードクラスに対応している場合は、 Extremeを選ぶようにしましょう。
SunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeのアプリパフォーマンスクラスの違い
SunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeの違いのひとつに「アプリパフォーマンスクラス」があります。
アプリパフォーマンスクラスというのは、スマホのアプリをより快適に使うための指標です。
A1とA2の2種類の規格があり、A2の方がパフォーマンスが上で、性能が良いと言えます。
Ultra(赤ラベル)とExtremeのアプリパフォーマンスクラスの違いを比較すると、以下のとおり。
- Ultra(赤ラベル):A1
- Extreme:A2
以上のことから、スマホでより快適にアプリを使いたい場合は、アプリパフォーマンスクラスA2の「 Extreme」を選ぶようにしましょう。
SunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeはどっちが良い?
SunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeのどちらが良いかと言うと、結論。
自分の今のシチュエーションにあったmicroSDカードを選ぶことが重要です。
以下のような場合はUltra(赤ラベル)を選びましょう。
- ビデオカメラがフルHDでUHSスピードクラスのクラス1に対応している
- 1TB以上の容量のmicroSDカードが必要【ただしExtreme Pro(UHS-Ⅰ)なら1TBあり】
- 価格を少しでも抑えたい。
以下のような場合はExtremeを選びましょう。
- ビデオカメラが4KでビデオスピードクラスV30に対応している
- SDカードのデータをパソコンへコピーすることが多い。
SunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeの商品紹介
最後にSunDisk Ultra(赤ラベル)とExtremeの商品は以下から購入できます。
以下は128GBのmicroSDカードのため、必要に応じて容量を変更してくださいね。
SunDisk microSDカード Ultra(赤ラベル)128GBは以下になります。
SunDisk Extreme 128GBは以下になります。
ひろやんの一言
SanDiskのmicroSDカードでUltraとExtremeの違いについて比較しました。
繰り返しになりますが、Ultraシリーズと Extremeシリーズを比較した記事もあります。
より詳しいことを知りたい場合は、以下の記事を読んでみてくださいね。
以上。
ひろやんでした。