HanyeのSSDの評判は良い?性能や品質など信頼性を調査!【比較表あり】
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SSDのメーカーを10社以上 比較・調査してきたSSD調査隊のひろやんです。
HanyeのSSDってすごく安いけど、ちゃんと使えるのかな?
評判はどんな感じなんだろう?
現在そんな疑問をお持ちではありませんか?
たしかにHanyeのSSDは他のメーカーと比較すると、かなり低価格で販売されています。
この低価格から「ちゃんと使えるの?」という疑問が出ても不思議ではありません。
そこで今回はHanyeのSSDの評判をメインテーマに、性能や品質など信頼性に問題がないかについても解説していきます。
HanyeおすすめのSSDについても紹介するので、ぜひご参考ください。
PS5のSSDについてはソニーのグループ会社がリリースしている「Nextorage」のSSDのひとつ「NEM-PA」シリーズがオススメです。
くわしくは「NextorageのSSDの評判は良い?品質・性能・コスパを調査!【比較表あり】」をご参考ください。
Contents
Hanyeはどこの国の会社?
そもそもHanyeはどこの国の会社なのでしょうか?
Hanyeは中国の企業であり、大都市である「瀋陽(しんよう)」に運営本部を置く会社です。
2003年に設立した会社で、創業からすでに20年近くが経過し、ストレージデバイス業界では老舗ともいえる存在となっています。
Hanyeの主力事業は何と言ってもフラッシュメモリーの開発・製造・販売です。
たとえば、現在でいうと以下のような商品を扱っています。
- SSD
- SDカード
- microSDカード
- PCメモリ
これらの製品は顧客から高い評価を得ていますが、それは製品そのものの性能や品質だけではなく、万全のサポート体制があってこそでしょう。
Hanyeではアフターサービスにも力を入れており、使用後のトラブルや疑問について迅速に対応し、顧客の満足度を高めているようです。
商品の良さを語るだけでなく、それを使う人々の悩みを一緒に考え、解決へと導くことがHanyeが信頼される理由の一つだと言えそうですね。
HanyeのSSDの評判は良い?
HanyeはSSDの価格が他メーカーよりも特に安くなっており、SSDの評判が気になっている方も多いようです。
ということでHanyeのSSDの評判について調査しました。
実際に調べたところ、多くのユーザーが問題なく使えており、SSDの性能・品質・コスパに満足しているようです。
しかしながら、一部のユーザーのあいだでは初期不良や、途中で使えなくなったなどのレビューもあります。
良い評判と悪い評判の両方を確認していきましょう。
HanyeのSSDの良い評判
まずは、HanyeのSSDの良い評判について確認していきましょう。
HanyeのSSDの良い評判についてまとめると以下になります。
- 特に問題なく使える・普通に使える
- HanyeのSSDに変えてからスピードがかなり早くなった
- 価格が安い・コスパが良い
- この価格でこの性能なら満足
以上のレビューから分かるようにHanyeのSSDは性能が良いわりに価格がとても安く、極めてコスパの良い商品であることが分かります。
Amazonでのレビューを見ても分かりますが、たとえば「HE70シリーズ(M.2 2280 / PCle)」のSSDについては「1451レビュー・星4.5」となっており、かなり高評価です。(2024年2月現在)
できる限り予算を抑えたいユーザーにとっては、最適なSSDと言えそうです。
HanyeのSSDの悪い評判
続いて、HanyeのSSDの悪い評判について確認していきましょう。
HanyeのSSDの悪い評判についてまとめると以下になります。
- すぐに壊れた
- 認識しなかった
- 数ヶ月で使えなくなった
以上のレビューから分かるように、一部のユーザーのあいだでは初期不良であったり、数ヶ月使ったのちに途中で使えなくなったというような声もあるようです。
途中で使えなくなるのは避けたいところ。
ですが、Amazonのレビューを見る限りは以上のような悪いレビューはごく少数であり 良いレビューが大半を占めていることが分かります。
HanyeのSSDは信頼できるか?
HanyeのSSDの良い評判と悪い評判を見てきましたが、問題は「HanyeのSSDは信頼できるか?」ということですよね。
こちらについてですが、結論としては「信頼性は中〜上」と言ったところでしょう。
つまり、SSDの品質の信頼性としては高めであると言えます。
たしかに有名メーカーのSSDと比較すると信頼性は劣るかもしれません。
しかしながら、いくら有名メーカーの信頼性の高いSSDであったとしても初期不良などはゼロにはできず、多少なりとも不具合は発生するもの。
レビューを細かく見ていくと分かりますが、Hanyeの悪い評判と同じような評判が、有名メーカーのSSDでもあるわけですね。
つまり、正直なところ有名メーカーのSSDでも有名でないSSDでも、実際に使ってみないと分からないところがあります。
結局のところ、どんなSSDでも不具合の可能性が少なからずあることを踏まえて使っていかないといけないと言うことですね。
HanyeのSSDはPS5にはどうなの?
記事後半でも記載していますが、HanyeのSSDはPS5にも使うことが可能です。
Amazonでも「PS5動作確認済み」の表記があり、特に「HE70」や「HE80」シリーズが性能的にもオススメになります。
ただ、もしあと少し予算が捻出できるのであれば、僕としては「NextorageのNEM-PAシリーズ」を一番オススメしています。
たしかに、NextorageのSSDはPS5公式ライセンス商品ではありません。
PS5公式ライセンスを取得しているSSDとしては、たとえばWestern Digitalの「WD_Black SN850P」やSeagateの「Game Drive PS5」がありますが、信頼性だけで言えば こういったSSDの方が優位と言えるでしょう。
ただ、やはりそのぶん価格がかなり割高になってしまい、「ここまではちょっと・・・」という感じなんですよね。
そこで、信頼性としては少し劣るものの、性能や価格など さまざまな要素を含めて、トータルで一番コスパが良いのがNextorageのSSDです。
実は、NextorageってPS5を製造しているソニーのグループ会社なんですよね。
また、PS5での動作確認を入念に実施していることもあり、Amazonでのユーザーからのレビューもかなり高評価。
PS5への取り付けも簡単にできることも高評価である理由のひとつです。
以下のようにNextorageの公式サイトでも動画でPS5への取り付け方がわかりやすく紹介されています。
僕自身さまざまなメーカーのSSDを調査・比較してまいりましたが、PS5のSSDを選ぶときに品質・性能・信頼性(レビュー)・価格など、トータル含めて一番コスパが良いのがNextorageのSSDだと感じています。
こちらに関しては別途、以下の記事でもくわしく紹介しているので、PS5のSSDを検討している場合は ぜひご参考ください。
NextorageのSSDの評判は良い?PS5にもおすすめの性能と品質!【比較表あり】>>
参考までに、以下にPS5に最適なNextorageのSSDを紹介しておきます。
- 絶対的な信頼性で選ぶならPS5公式ライセンスを取得している「Western Digital」
- トータル的なコスパでSSDを選ぶなら「Nextorage」
- とにかく安いSSDを選ぶなら「Hanye」
という感じになるかと思います。
それでもとにかく安いSSDが良いと言う場合はHanyeで良いと思いますので、このまま読み進めてくださいね。
HanyeでおすすめのSSDはどれ?
HanyeのSSDには、いくつか種類があります。
【2.5-inch SATA III】と【M.2 2280 / PCle】の2種類について、それぞれ比較・紹介します。
HanyeのSSD(2.5インチ)の種類【色の違いなど】
HanyeのSSD(2.5インチ)は、公式サイトを確認する限りでは、以下の種類があります。
では、以上の種類のうち、どのSSDが良いのか?
こちらについては分かりやすく比較表を作成したので、まずは以下の比較表をご参考ください。
HanyeのSSDで色の違いはなに?
2.5インチタイプのSSDには いくつかカラーバリエーションがあります。
では、色の違いはいったい何なのでしょうか?
先ほど見ていただいたSSDの比較表で比較すると、読み取り速度(MB/s)・持久性(TBW)・メーカーの保証(年)などに一部 違いがあるようです。
ただ、W400とN400はどちらも似たり寄ったりといった感じで、それよりわずかに性能が高いのがQ55とQ60になっていますね。
もう少しくわしく違いを見ていきましょう。
HanyeのSSDでQ55とQ60の違いはなに?
Q55とQ60の違いを比較したところ、どうやら読み取り速度や書き込み速度などの性能や、持久性などに違いはないようです。
ただ、細かく見ていくとメーカー保証がQ55が3年、Q60が5年でメーカー保証の年数が2年も違います。
さらに価格もわずかにQ60の方が安くなっています。
Q55とQ60の違いを比較すると、性能が同じなのにメーカー保証も長くて価格もわずかに安い「Q60」シリーズの方が優位といった感じですね。
HanyeのSSD(2.5インチ)で一番おすすめのシリーズは?
結論から言うと、以下の「Q60シリーズ」がオススメです。
理由としては、まず速度などの性能が「N400」「W400」よりも速いということ。
そして「Q55」と比較するとそこまで性能は変わりませんが、保証期間が「Q60」の方が5年と長いこと。
また、なにより他のシリーズより性能も高く・かつ保証期間が長いのに「Q60シリーズ」が一番低価格であることです。
性能や価格など含めて考えても、Q60が一番コスパが良いSSDと言えるでしょう。
以上のことからHanyeのSSDを使うなら、ぜひ以下のQ60シリーズをおすすめします。
ぜひ検討してみてくださいね。
HanyeのSSD(M.2 2280 / PCle)の種類
HanyeのSSD(M.2 2280 / PCle)は、公式サイトを確認する限りでは、以下の種類があります。
M.2 2280 / PCleシリーズを分かりやすく比較すると以下になります。
こうしてみるとHanyeのSSDはたくさんの種類がありますね。
ちなみにSSDを選ぶ際のポイントですが、重要なのが「今のシチュエーションにあった性能のSSDを選ぶこと」です。
読み込み速度や書き込み速度が速いからといって、必ずしもそのSSDが優れているというわけではありません。
スピードが速いSSDは そのぶん発熱量も高くなり、SSDの寿命が縮むデメリットも生じます。
自分のメインのPC作業(またはゲーム)に対して、どれくらいの性能(パフォーマンス)があれば良いのかを見極めること。
そして その必要なパフォーマンスに合った性能のSSDを選ぶことが重要なのですね。
以上のことをふまえて、それぞれのSSDに適したシチュエーションを順番に確認していきましょう。
HanyeのSSDでE30シリーズのシチュエーション
E30シリーズのおすすめのシチュエーションは以下のとおりです。
- Gen3に対応している。
- 一般使いのPCのSSDとして。
- 多少負荷の掛かるPC作業に。
E30シリーズは今回 紹介しているM.2 2280 / PCleのなかで唯一Gen3に対応しているSSDです。
そのため、お使いのデバイスがGen3に対応している場合は、E30シリーズを選ぶと良いでしょう。
なお、性能的にも転送速度が3,000MB/sを超えているため、一般使いのPCとして充分な速度を持っています。
僕のメインPCのSSDが3,000MB/sなのですが、一般作業であればサクサクと進みます。
また、動画編集など多少負荷の掛かる作業も問題なく進めることが可能です。
ただ、負荷の掛かる作業がメインの場合は、これより上のSSDを選んだ方が良いでしょう。
以上のようなシチュエーションに合っている場合は、ぜひE30シリーズを検討してみてくださいね。
HanyeのSSDでMN50シリーズのシチュエーション
MN50シリーズのおすすめのシチュエーションは以下のとおりです。
- Gen4に対応している。
- 一般使いのPCのSSDとして。
- 高パフォーマンスを必要とするSSDとして
MN50シリーズはGen4に対応しているSSDです。
1TBの容量であれば転送速度が4,500MB/s以上となっており、SSDの性能としては中堅クラスの性能を持っていると言えます。
一般使いのPCのSSDとしてはモチロンのこと、これだけあれば高パフォーマンスを必要とするSSDとしても充分な役割を果たせるでしょう。
幅広い用途で使えるシリーズですので、以上のようなシチュエーションに合っている場合は ぜひMN50シリーズを検討してみてくださいね。
HanyeのSSDでME70シリーズのシチュエーション
ME70シリーズのおすすめのシチュエーションは以下のとおりです。
- Gen4に対応している。
- 高パフォーマンスを必要とするPCのSSDとして(ヒートシンク推奨)
- PS5(別途ヒートシンク推奨)
- ヒートシンクを持っている。
ME70シリーズは読取速度が7,000MB/s以上あり、トップクラスの性能を持つSSDシリーズです。
動画編集や負荷の掛かるアプリケーションなど、高パフォーマンスを要するPCのSSDとしてもOK。
また、AmazonではPS5も動作確認済みとの記載もあります。
ただし、一点注意すべきことがあり「ME70シリーズにはヒートシンクがない」ということです。
7,000MB/sを超えるということは、負荷が掛かれば発熱量も高くなることが容易に想像できます。
そのためME70シリーズはヒートシンクを別で持っている(手元にある)場合に選ぶと良いでしょう。
なお、ヒートシンク搭載タイプ(たとえばHE70やHE80)もあるので、もしヒートシンクを持っていない場合は搭載タイプを選ぶのが得策です。
以上のようなシチュエーションに合っている場合は、ぜひME70シリーズを検討してみてくださいね。
HanyeのSSDでHE70シリーズのシチュエーション
HE70シリーズのおすすめのシチュエーションは以下のとおりです。
- Gen4に対応している。
- 高パフォーマンスを必要とするPCのSSDとして
- PS5
HE70シリーズの用途としては、先ほどのME70シリーズと同じのため割愛します。
ME70シリーズと違うところは「ヒートシンク搭載タイプである」ということです。
そのため放熱対策もバッチリでPS5にも使うことが可能です。
※Amazonでも動作確認済みの表記あり。
また、M.2 2280 / PCleシリーズのなかでもAmazonレビューが1,000件を超えていますし、星評価も4以上あります。
結論、僕がこのクラスの性能のSSDを選ぶなら評価も高い「HE70シリーズ」を選びますね。
できるだけレビューや星評価の高いSSDが良いという場合は、ぜひHE70シリーズを検討してみてくださいね。
HanyeのSSDでHE71シリーズのシチュエーション
HE71シリーズのおすすめのシチュエーションは以下のとおりです。
- Gen4に対応している。
- 高パフォーマンスを必要とするPCのSSDとして(ヒートシンク推奨)
- PS5(別途ヒートシンク推奨)
- ヒートシンクを持っている。
HE71シリーズの用途は、ME70シリーズと同じのため割愛します。
HE71はほとんどME70と同じなのですが、違うところは放熱タイプが「グラフェン放熱シートである」ということです。
グラフェン放熱シートについてですが、ME70のように放熱シート無しのSSDよりは多少 放熱効率は良いと言えるでしょう。
ただし、こちらもグラフェン放熱シートだけでは、放熱がやや物足りないとも言えます。
負荷の掛からない作業がメインで使うのであれば、グラフェン放熱シートだけでもOKです。
しかしながら、負荷の掛かる作業がメインの場合は やはり別でヒートシンクがあった方が良いでしょう。
以上のようなシチュエーションに合っている場合は、ぜひHE71を検討してみてくださいね。
HanyeのSSDでHE80(ヒートシンク搭載)のシチュエーション
HE80シリーズには「ヒートシンク搭載」と「グラフェン放熱シート」の2種類があります。
HE80(ヒートシンク搭載)の用途としては「HE70シリーズ」と同じです。
ただ、Amazonで製品を確認してみると、多少ヒートシンクのタイプに違いがある感じです。
HE70はヒートシンク「一体型」で、HE80はヒートシンク「後付け」と思われます。
商品ページをよく確認して選びましょう。
HE80の方が新しいモデルになっていますが、僕だったらレビュー評価の高いHE70を選びますかね。
とはいえ、これに関しては好みになると思いますので、新しいモデルが良いという場合はHE80を検討してみてください。
HanyeのSSDでHE80(グラフェン放熱シート)のシチュエーション
HE80(グラフェン放熱シート)の用途としては「HE71シリーズ」と同じです。
ただ、HE71は容量が「2TBのみ」なのに対して、HE80は「1TB・2TB・4TB」と種類が豊富です。
このタイプのSSDシリーズで1TBや4TBが必要の場合は、必然的にHE80を選ぶことになるでしょう。
2TBの場合は好みで良いと思いますが、性能的に言えば少し「HE71」の方が上です。
ただ、評価的には「HE80」の方が高いので、HE80が良いという場合はぜひ検討してみてください。
なお、HanyeのSSDのHE80シリーズの詳細については、別途「HanyeのHE80(SSD)の性能は良い?評判や特徴を調査してみた!」に記載しています。
興味があれば、ぜひこちらの記事もご参考ください。
以上になりますが、HanyeのSSDは低価格でオススメです。
ぜひこの機会に検討してみてくださいね。
ひろやんの一言
HanyeのSSDの評判について紹介しました。
HanyeのSSDは低価格で性能も高く、比較的 信頼性も高い製品と言えるでしょう。
できるかぎり予算を抑えたい場合は、ぜひ検討してみてくださいね。
以上。
ひろやんでした。